私の作品は営み・生活からモチーフを抽出して制作をしている。

生き物は、土の中の微生物や栄養分によって育ち、増え、また土に還り、新しい生命体へと繋がってゆく。

我々はその循環の中に生きているということを、どのように自分の作品と連結し、消化していくかということが私の作品の本軸になっている。

モチーフにしているものは、私自身が関わった人、歴史、風土を調べ、そこから物語を構築し、

具象化したものといった、自分自身の経験や内面と、社会とを照らし合わせて、ある時は架空の生物であったり、

実際に存在しているものを、再構築して画面にイメージを定着させている。

 

水彩作品「drawing of oneday」では、

1ヶ月半、私自身が入院した時に出会った同室の人、一緒にリハビリを受けた人たちにそれぞれ自分の生活や

現在のこと、過去のことを聞き、彼ら100人のドローイングと物語についてを製作した。

 

https://www.thesharehotels.com/kaika/topics/1065/

 

油彩作品では、私の祖母や祖父、また友達からもらった古い写真や、身の回りの生活から引っ張ってきたモチーフを抽出してせいさくしている。

平面にこだわらず、様々な媒体を通して包括して作品を制作したいと考えている